展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」開催

fittingboxを運営する株式会社インターオフィスがKnoll(ノル)プロダクトで展示協力を行っている展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」が国立新美術館(東京・六本木)にて開催中です。
傑作と称される約14邸を中心とした世界各地の住宅を多角的に検証
本展は、20世紀の住宅をめぐる革新的な試みを「衛生」「素材」「窓」「キッチン」「調度」「メディア」「ランドスケープ」という7つの視点から再考するものです。ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、土浦亀城らが手掛けた傑作住宅14邸を中心に、写真や図面、模型、家具、テキスタイル、雑誌など多様な資料を通して、モダン・ハウスの魅力を紹介します。

建築家ミースの未完プロジェクト「ロー・ハウス」の世界初となる原寸大展示
本展覧会の大きな見どころとなるのが、2階の天井高8メートルの会場に設置される、近代建築の巨匠ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969年)の未完のプロジェクト「ロー・ハウス」の原寸大展示です。そのスケールは幅16.4m×奥行16.4mに及び、原寸大での実現は世界で初めての挑戦となります。ミース・ファン・デル・ローエは、「ロー・ハウス」に関する多くの計画案を残していますが、建物として “実在する” ものは世界にひとつもありません。
ロー・ハウス内には、ミース自身のデザインしたBarcelona Chair(バルセロナ チェア)やTugendhat Chair(チューゲントハット チェア)、MR Chair(エムアール チェア)等がレイアウトされ、空間とともに家具も体験いただくことができます。

名作家具の数々を体感する「リビング・モダニティ today」
本展で取り上げたモダン・デザインの家具は、100年たった現在も生産され、現在も私たちの暮らしの中で生き続けています。2階会場には本展と関わりの深い20世紀を代表する名作家具を体感できるブースも設けられ、時代を超えて生き続けるモダニティに直接触れることもできます。

「ロー・ハウス」の展示を含む2階会場は無料でご覧いただけます。住宅建築の歴史を振り返りながら、これからの住まいについて考える貴重な機会となっております。ぜひご来場ください。